犬と暮らす飼い主が考えるべき責任

犬との暮らし

愛犬と暮らす……そのことは間違いなく素晴らしいことだと思います。

しかし、その生活は必ずしも心地のいいことばかりとは限りません。

ときには犬に対して嫌な気持ち、面倒な気持ちになることもあるでしょう。

最後まで犬を愛し、共に暮らすためには心の準備も大切なのです。

今回は、犬と暮らす上で、飼い主として考えるべき責任について考えてみます。

動物愛護管理法とは?

法律

日本には動物と人とが共生する社会を目指して定められた法律です。

動物愛護管理法では動物もまた命ある生き物として認め、心地よく、安心して暮らしていく権利があるとの理念もと、守られるべき「5つの自由」が掲げられています。

  • 飢え・渇きからの自由
  • 恐怖・抑圧からの自由
  • 本来の行動がとれる自由
  • 痛み・負傷・病気からの自由
  • 不快からの自由

つまり、犬に限らず、ペットと暮らす飼い主は、そのペットにこれらの自由を与える必要があるわけです。反対に、これらの自由を制限し、みだりに傷つけるようなことをすると、法のもと裁かれることさえあります。

環境省「動物愛護管理法」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/index.html

犬の飼い主がもつ7つの責任

犬との散歩

では、動物愛護管理法を踏まえて、犬と共に暮らす飼い主がもつ責任について見ていきましょう。

愛犬の健康・安全を保ち、周囲に迷惑をかけない

命ある愛犬の健康・安全を保てるのは飼い主だけ。正しい知識をもち、正しくお世話をしてあげてください。

また、世の中は愛犬家ばかりではありません。中には、動物アレルギーや何かしらのトラウマを抱えている人も。愛犬との暮らしでは、周囲の人々に迷惑をかけない心づかいも大切です。

犬の病気について正しい知識をもち、予防する

狂犬病をはじめ、犬には特有の病気がいろいろとあります。中には、その犬種ならではの病気も……。愛犬の病気(なるかもしれない病気)について事前に調べておき、予防接種を含めた予防策を講じておくことも飼い主の責任です。

愛犬が逃げたり、迷子になったりしないよう管理する

どれほど適切にしつけていても、雷雨や地震などに驚いて愛犬は逃げて、迷子になってしまうことがありえます。そうなると、愛犬自身が危険にさらされますし、周囲の人々に危害を加えるかもしれません。

室内飼いでは扉の開閉を注意したり、屋外飼いはリードで繋いだりして、逃げ出さないようにしましょう。

愛犬の身元がわかるよう、タグをつける

適切に管理していても、愛犬の逃げ出してしまうことはあるかもしれません。

そのとき、愛犬を探しだすのに役立つのが住所や連絡先の書かれた「迷子札」や、個体識別情報が記録された「マイクロチップ」。最低限どちらか、できれば両方とも活用して二重、三重に対策しておくと安心です。

愛犬が命を終えるまで、責任をもって飼うこと

犬と人の一生

ほかの動物であればなかには100年以上生きるものもいますが、犬はせいぜい長くとも15〜20年。犬種によっては10年以内に、その命を終わらせることもあります。そして、犬もまた、人と同じように老いるのです。

子犬だった頃はただかわいくても、老いればボケたり、動けなくなったりしてさらに手がかかります。そうなったとしても愛情と、責任をもって飼えるのか。飼い主として愛犬のライフプランと含めて考えたいものです。

愛犬が繁殖しすぎないよう、適切に管理する

犬は生後1年ほどで生殖機能が成熟し、年に2回、1回あたり5〜10匹の子犬を産むことができます。

まず、一般家庭で多頭飼いは相当な負担です。生まれてくるすべての命に愛情をかけ、責任をもてる人でなければ、生殖機能が成熟した段階ですぐに避妊・去勢を。その1匹にすべての愛情、責任をかけてあげてください。

虐待や遺棄には罰則もある

犬に限らず、ペットを育てるということは気持ちのいいことばかりではありません。

だからと、一度でも家に向かえた子を傷つけたり、ましてや捨てたりするのは犯罪行為です。

  • 罰則:2年以下の懲役、または200万円以下の罰金など

これは意図したものだけでなく、お世話を忘れていたり、不衛生な環境で過ごさせるなども含まれます。

なんとも耳障りな話かもしれませんが、犬と暮らすときはこれら飼い主の責任も、心に留めておいてください。

そうして犬も、人も、ともに快適な暮らしをぜひ目指していただければ幸いです。

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