
- 屋外で飼っていた愛犬が逃げだした
- 散歩中に愛犬のリードが外れてしまった
- 災害で愛犬と離ればなれになってしまった
このように不慮の事態で、愛犬の行方がわからなくなってしまったとき、手がかりが何もない状態では二度と、愛犬と再会できなくなってしまうかもしれません。
そこで、万が一、愛犬と離ればなれになったときに役立つのが迷子札とマイクロチップ。
今回は、迷子札とマイクロチップとは何かや、その必要性についてまとめてみました。
目次
鑑札と迷子札はマストでつけよう!
犬鑑札・注射済票の装着は義務
犬鑑札とは、愛犬を自治体に登録したときに発行されるものです。一方で、注射済票とは狂犬病の予防注射を受けたときに発行されます。
- 登録料:3,000円程度
これら犬鑑札と、注射済票は「狂犬病予防法」の定めで、装着が義務付けられているものです。
そして、そこに記載された番号は飼い主の身元もわかるものなので万が一、離ればなれになっても役所が愛犬を保護してくれれば犬鑑札や注射済票があれば戻ってくる可能性が高まります。
迷子札もあるとより確実です!
迷子札とは鑑札や注射済票とは別に、飼い主の住所や連絡先などを記載した札のことです。
鑑札や注射済票とともに、愛犬の首輪につけておくことで万が一、離ればなれになったとき役所はもちろん、一般の方が愛犬を保護してくれたとしても飼い主のもとに戻ってくる可能性が高まります。
マイクロチップで三重の対策をしよう
マイクロチップなら首輪が外れても安心!

マイクロチップとは、犬の識別情報を記録したチップのことで、犬に埋め込んで使います。
- 挿入費:3,000円〜10,000円程度
- 登録費:1,000円程度(オンライン申請は300円)
専用のリーダーで半永久的に読み込むことができるため万が一、首輪が外れて、犬鑑札や注射済票、迷子札がなくなったとしても愛犬が保護され、飼い主のもとに戻ってくる可能性は残されるのです。
マイクロチップの挿入から利用までの流れ
- 挿入:動物病院でマイクロチップを犬の首の後ろ、皮下に挿入する
- 登録:専用の登録用紙に住所や連絡先などを記入し、日本獣医師会事務局に郵送する
これでマイクロチップと、飼い主の情報が事務局に登録されるので、万が一、愛犬と離ればなれになっても保護され、専用リーダーで読み取ってもらえれば飼い主のもとに連絡がくる仕組みです。
言葉を喋れない愛犬のために対策を!
犬は、人の言葉を喋れません。自ら飼い主の名前を、住所や連絡先を伝える手段をもたないのです。
万が一、飼い主と離ればなれになったとき、家族のもとに帰れるよう愛犬の代わりに、飼い主の住所や、連絡先がわかるよう犬鑑札と注射済票はマストとして、迷子札やマイクロチップの活用も検討してみてください。