
犬のしつけ、でまず思い浮かべるのが”ハウス”と”トイレ”でしょう。
とくにトイレは、家中で粗相されないためにも早めに覚えさせたいものです。
ただ、だからと無理にハウスやトイレを覚えさせようとしてもうまくはいきません。
そこで、今回は【犬のしつけ】で”ハウス”と”トイレ”を1度に覚えさせるコツをまとめました。
目次
ハウス&トイレ練習のQ&A
ハウス&トイレ練習は何をすればいいの?
人のしつけでは言葉がけが重要ですが、犬のしつけでは当然ながら言葉ではなかなか通じません。
では、どうすればいいのか。基本はひとつずつ行動をルーティン化して、習慣づけていきます。
例えば、トイレトレーニングであれば、犬がトイレするタイミングで”トイレサークル”に連れていく。
これを犬が覚えてくれるまで何度も、何度も繰り返すわけです。
ハウス&トイレ練習はいつから始めるの?
ハウスやトイレ練習は愛犬を迎えたその日から始めるのがいいでしょう。
まだ幼犬だから……と粗相を許していると、後から矯正するのが大変になります。
ハウス&トイレ練習はどれくらいかかる?
ハウスやトイレ練習は、始めてから3日もあれば大抵の子は覚えてくれます。
ただ、個体差があるので、3日で覚えなくてもあわてることなく、ゆっくりとしつけてあげてください。
犬は敏感な生き物なので飼い主が苛立っていると、かえって緊張して失敗しやすくなります。
ハウス&トイレ練習の3ステップ
ステップ1:寝るときはクレートの中で
愛犬の寝顔は可愛いもので、好きなところで寝たらいい……と思うかもしれませんが、”クレート”で寝かせましょう。
クレートとは犬にとっての家(ハウス)です。
幼犬は1日の20時間ほどを寝て過ごすので、その間をクレートで過ごさせることで、自然とハウスを覚えていきます。
ちなみに、愛犬が寝ているときは、クレートを布で覆うとより落ち着けるのでおすすめです。
ステップ2:3時間おきにトイレさせる
前述の通り、幼犬は1日の20時間ほどを寝て過ごすわけですが、その間、2〜3時間ごとに起きて排泄します。
この2〜3時間ごとのタイミングで一度、クレートから出して、トイレサークルでトイレ練習させるわけです。
愛犬が排泄しないときは再びクレートに戻して、30分〜1時間おきにまたトイレサークルに連れていきます。
- 排泄を我慢できる目安時間 = 月齢 + 1時間
ステップ3:トイレに成功したらご褒美

クレートからトイレサークルの流れで、排泄に成功したら、思いっきり褒めてあげてください。
ご褒美にドッグフードを与えてもいいですし、サークルから出して一緒に遊ぶのもおすすめです。
ただし、幼犬は睡眠が最優先なので、遊ぶときは20〜30分ほどと短めにしましょう。
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ハウス&トイレ練習に便利な小ワザ
粗相したらトイレシートで拭き取る
トイレ練習の最初のころは、どうしたって失敗することがあります。
そのときはただ掃除するのではなく、トイレシートで排泄物を拭き取りましょう。
そして、そのシートをトイレサークルに置いて、排泄物のニオイを移すのです。
犬には自分の排泄物のニオイがある場所で排泄する習性があるので、このようにトイレサークルにニオイをつけることでトイレの場所を教えることができます。
犬もトイレ前にはソワソワする
犬も、人と同じように、排泄したくなるとソワソワしだします。
一緒に遊んでいるときに、愛犬がソワソワしだしたり、床のニオイを嗅ぎ出したりしたら、それはトイレしたい合図かもしれないので一度、トイレサークルに連れていくのがいいでしょう。
ハウス&トイレは快適な暮らしの第一歩

ハウスと、トイレを覚えるのは、犬と人が適度な距離感で、快適に暮らすためには大切なことです。
飼い主が愛犬の粗相に悩まされないためにも、愛犬が安心して眠ったり、排泄したりするためにも、最初は手間がかかりますがぜひハウスと、トイレのしつけに挑戦してみてください!
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