
いよいよ、新たな家族(子猫)を迎える日がやってきました。
グッズはもう揃えていて、準備は万端なことでしょう。
でも、いざそのときを迎えると、飼い主としては不安が尽きないものです。
そこで、今回は子猫を迎える手順、初日の過ごし方や、確認事項をまとめてみました。
目次
ステップ1:午前中に引き取りにいく
子猫にとって、引き取られる初日は環境ががらりと変わる大変な1日です。
少なくとも飼い主がバタバタしなくてすむよう、当日は午前中に引き取るのがいいでしょう。
体調が悪くなっても、午前中なら動物病院にも連れていきやすいです。
引き取るときに持っていくもの
- キャリーバッグ:粗相対策としてトイレシートを敷く
- タオル:肌触りのいいものだと子猫も安心しやすい
- 筆記用具:引き取るときの注意事項をメモできる
▼ こちらもチェック!
引き取るときのチェックポイント
▼ 性格
子猫の性格や、好きな遊びについて聞いておきましょう。
猫は個体によってその性格がまったく異なるので、事前に知っておくと早めに環境を整えたり、体調の変化に気付きやすくもなります。
▼ トイレ
最後に排泄した時間と、次の排泄の予測時間は聞いておきたいところです。
もし可能であれば、子猫が使っていたトイレの砂を少しわけてもらっておくと、新しい家の、新しいトイレにもはやく慣れてくれます。
▼ フード
これまで何時ごろにフードを与えていたのかも聞いておきましょう。
食べ慣れているフードも聞いておき、同じものを用意できればフードの食いつきもよくなりますし、食べが悪いときの違いも比較しやすいです。
▼ 睡眠
これまでどのような環境で過ごしていたのかもチェックしたいところです。
もし可能であれば、子猫が使っていた布やタオル、おもちゃなども一緒に引き取れれば、新しい寝床でも安心して眠りやすくなります。
▼ ワクチン接種
これまでにどのようなワクチンを接種してきたのかも大切な確認事項です。
ペットホテルや、ほかの施設に預けるときに接種状況を求められることがあるほか、知っておくと次回のワクチンの接種時期の目安にもなります。
▼ 血統書
子猫の血統書の有無と、もしあるのなら一緒にもらっておきましょう。
猫の身元を証明する書類ですし、将来的に繁殖させたいときには相手探しにも役立ちます。もし、当日もらえないときは郵送でも大丈夫です。
ステップ2:到着したら外にだす

自宅に着いたらキャリーバックを開けて、子猫が外に出られる状態にします。
あくまで出るかは子猫しだい!無理に出したり、大声で呼んだりするのは控えましょう。

初めての場所で、ドキドキですにゃ。
1か月未満の子猫はケージの中でもいい
1か月未満の子猫は、運動機能がまだ未熟です。
無理に外に出さず、限られた空間のケージの中でゆっくりと環境に慣れさせて上げてください。
こんなときはどうすれば?
▼ キャリーバッグから出てこない
自然に出てくるまで待ってあげてください。
警戒して、周囲をうかがっている段階なので、無理に出そうとするとかえって警戒心が強くなります。
▼ 家具の下に盛り込んでしまった
危険な場所でないのなら、そのままでも大丈夫です。
安全な場所を探しているだけなので、子猫の好きなようにさせてあげるのが一番です。
ステップ3:環境に慣れてきたら
フードを与える
これまで食べてきたフードを、これまでと同じ量だけ与えてみてください。
よく食べるようならいいですし、食べが悪いときはまだ不安なのか、体調が悪いのかもしれません。
トイレに連れていく
子猫がソワソワしたり、床を舐めたりしているときは、トイレしたい合図です。
用意しておいたトイレに連れていき、そこがトイレであることを教えてあげてください。
寝たときは寝床に
子猫の時期はとにかくよく寝ます。どこでも眠れます。
もし、子猫が疲れて眠ったときは、そっと抱き上げて寝床に連れていってあげましょう。
基本スタンスは「見守る」でいい
猫はとにかく好奇心旺盛!
環境に慣れてくると、部屋のあちこちを探検し始めます。
興味のあるものは触ってみたり、かじったりしますが、危なくなければそのままにしてあげてください。
子猫の好きなようにさせてあげるのが、環境に慣れる一番の近道です。