
愛犬を家族に迎えると、何かとお世話が必要です。
それは楽しいことでもありますが、同時にこれまでの生活がガラッと変わることでもあります。
迎えてから「こんなはずじゃなかった!」と思わないためにも、愛犬との生活をしっかりイメージして、誰が、何のお世話をするのかぜひ、家族で話し合ってみましょう。
ここでは、そんな愛犬と暮らす前に話し合いたい、お世話の話についてご紹介します。
役割を決めたいお世話5選
ごはんは誰があげる?

犬も、私たち人と同じように、日々のごはんが健康の基礎になります。栄養バランスのいいごはんを毎日、適量あげることが欠かせません。
ついうっかりで忘れるなんて言語道断!私たちだって、ごはん抜きは辛いはずです。
そのようなことが起こらないよう、事前に誰がごはんを担当するのか決めておきましょう。
お散歩は誰が連れていく?
犬にとってお散歩はただ運動のためだけでなく、外の景色やニオイ、音などさまざまな刺激を受けられる貴重な経験で、楽しいものです。
それに、大半の犬種はお散歩がないと運動不足になり、病気になりやすくなります。
大切な家族が不健康で、つまらない日々を過ごさないよう、お散歩係も決めてあげてください。
お手入れも誰がする?
犬のお手入れとはブラッシングだけではありません。歯磨きや爪切りなど日々のお手入れから、お風呂やトリミング、検診なども大切です。
そうして日々、お手入れするからこそ愛犬のケガを予防できますし、いち早く病気を発見できます。
とくに長毛種はブラッシングしないと皮膚病になりやすいので、忘れないよう係を決めておくのがいいでしょう。
病気になったらどうする?

毎日、栄養たっぷりなごはんをあげて、お散歩に連れていって、手入れをしていても、犬も、私たち人と同じように病気になることがあります。
病気になれば動物病院に通院したり、自宅で看護が必要になったりするわけです。
誰も対応できない……というのでは困るので、事前に対応を考えておくといざというとき安心です。
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介護が必要になったときは?
当たり前のことですが、犬も老います。家族に迎えたばかりのころは元気いっぱいに走りまわっていた子も、いつかは老いて、歩けなくなるときがきます。
犬は人より短命(8〜15年ほど)なので、子どもが生まれ、小学校を入学、卒業するころくらいにはもう老後です。
犬の老後も事前に考えておかないと、いざというときお世話できないのでは愛犬も、飼い主も辛いことになります。
飼い主の事故や病気も考えておきたい
ここまで愛犬と暮らす前に決めておきたい、お世話の話をまとめてきました。
ただ、ときには私たち飼い主側が事故や病気で、やむおえずお世話ができなくなることもあります。
高齢化が進む日本では、飼い主の方が高齢で、愛犬よりも先に旅立ってしまうことも……。
日々のお世話について考えることは飼い主としてまずすべきことですが、同時に万が一、自身が事故や病気、そして寿命などで愛犬のお世話ができなくなった後のことも決めておきたいものです。
例えば、新しい飼い主をどう探すのか、そのときにかかる費用はどうするのかなど。
お世話する人がいないと暮らしていけない愛犬のためにも、最後の、最後までその幸せを考えてあげてください。